祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

再発膠芽腫

1年目のICの用紙に

病名 再発膠芽腫と書かれました。


金曜日の夜

私たちは画像を見ながらの説明と

これからの治療方針について

主治医の先生から説明を受けました。


2ヶ月前にうつっていなかったのに

今回は確かにうつっていた

2ヶ月で5ミリをどう評価するか

先生はニドランにより、これまで

効いていたけれどお再発したのだから

次はアバスチンにすることになりました。


週明け月曜日に、尿検査などをして

火曜日にアバスチンを点滴

1回目は90分かけて落とすそうです。

アバスチンの投与の方法らしく

90分、60分、と初めは長い時間をかけて

だんだんと短い時間にしていくということでした。


アバスチンというお薬は

血管新生阻害剤と言って

ガンが成長のために専用の血管をつくることを阻害し、

ガンの成長に必要な栄養や酸素を不足させ、

ガン細胞を兵糧攻めにすることで

ガンを縮小させるという働きをするそうです。


他のお薬との併用もできるようですが

夫は、アバスチン単体でまずは投与し

1ヶ月後に2回目を60分かけと投与の予定に

なりました。

アバスチンは、一般的にはだいたい

2週間から3週間あけての投与ですが

先生は1ヶ月あけて、1回のお薬の量を

少し増やす方法にすると言われました。


アバスチンはあまり副作用のない

患者にとっては楽なお薬と言われているようです。

吐き気や白血球の値の低下などはなく

そのため吐き気止めも使わないそうです。

幸い、夫はニドランの時も

吐き気止めを使いはしましたが

副作用と感じるものは、ほとんどありませんでした。

強いて言えば、投与後数日間多少のふらつきくらい

あとは、目に見えないところでの

白血球の値の低下は、ありました。


アバスチンは、副作用として

高血圧と尿蛋白などがあげられています。

高血圧症の患者は、特に注意が必要ですが

夫は高血圧はありません。

血管をつくることを阻害する働きから

大きな手術後まもない人にも使わない、

当然、血液が固まりにくい人や

血液をさらさらにするお薬を使っている人にも

アバスチンは使えないそうです。


アバスチンを2回投与後

8月末にMRIを読影して

その後の治療について再度構築という

流れに私たちの物語は書きかえられました。



そこでもし、腫瘍が変化なしかまたは成長していたら

次は、メチオニンPETの検査などを取り入れ

サイバーナイフも考えていく説明をうけています。


脳外科のドクターは

しつこい脳腫瘍との闘いに

いつもあきらめずに挑んでいる


私たちも、泣いたり悩んだりしている暇はない

信頼する先生におまかせしよう


神様にゆだね、祈りながら


今日も祈りのうちに