祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

支援計画と評価

夫が施設に入所してから
初めて支援計画書を見ることが出来ました。
1月25日に作成されたものです。
記録のために抜粋してのこします。


・ケースワークコーディネイターより
 訓練は順調
 施設での生活は安定している


・生活支援
 施設内ADLは概ね安定している
 入浴時、脱衣所・浴室内の移動は手引き
 洗体は自分で、動作も安定している
 
・理学療法(PT)
 施設内SHB装着で移動自立
 洗濯カゴに紐をつけて肩掛けにすることで
 荷物運び、歩行も安定している
 居室では装具なしでも転倒なく過ごす
 訓練は自分のペースで進めている
 耐久性が向上し、外出は900mフリー
 左右確認、通行者周囲への対応も安定
 外出時の内反が強くSLB作成をすすめている


・作業療法(OT)
 思考の切り換えや変化に対応するのに時間が
 かかる部分もみられる
 机上課題は集中して取り組んでいる
 難しい課題に取り組み、時間がかかると疲労感あり
 整理整頓などは時間をかけて行っている
 発話の明瞭度などの質問もある


・言語
 SLTA、その他掘り下げ検査では目立った失語
 症状は認められない
 抽象思考も保たれており、文章レベルの書字、
 難しい漢字の書字も可能
 表出面は喚語困難と話の冗長性のために相手に
 伝わりにくいことがある
 
・心理
 心理検査を継続、課題によってはでき方にむらがある
 言語性課題では蓄積した知識はあるものも適切な言語を
 使い表現することはやや苦手な傾向
 視覚認知は比較的良好だがスピードに関わる課題は苦手
 記憶面の弱さあり
 取り組みは意欲的だが、集中による疲労感が少しある


・医務
 定期的化学療法も副作用なく概ね安定した生活
 嗄声(させい)があるが、精査の結果声門が閉じない
 ことが原因で薬の影響ではないようで「お腹から
 声を出す」ことが対処法
 
・栄養
 食事は主食190gを概ね全量摂取


以上が前期(入所してから3カ月)課題の達成状況と
評価になります。
施設での生活は落ち着いています。
自立してできることも
特に外出など、増えてきました。
装具も作成しました。
外出先で飲み物などを購入したりもしたそうです。
アバスチンの治療は今月はお休みで
次回3月の初めに行う予定です。


今日も祈りのうちに