祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

退院とアバスチン4回目

療養病院、大学病院の行き来を
何度となく入退院を繰り返してきましたが
昨日、療養病院のさいごの退院となりました。
大学病院でアバスチン4回目の時が来て
そちらへ入院とともに
療養病院をいつものように退院
治療が終わったら今回は療養へは戻らず
新しい施設
高次機能障害支援ホームへ行きます。


障害支援、在宅支援の話が本格的に
始動してから半年以上が経過しました。
1年数カ月を入退院しながら過ごした
療養病院が
今回さいごの退院ということです。


大学病院での4か月ほどの手術~治療が
終わった時には
療養へ行くことをあれほどいやがった
夫でしたが
今は療養を去ることが寂しいなどと
言っていました。


ここのリハビリ科で習得した
左手での書字
車椅子操作、移乗など
のこされた大切な機能をつかっての
積み重ねたリハビリが
これからの機能訓練に活かされることを
祈りたい


そしてようやく決まったリハビリ施設なので
今回のMRIで、何事もありませんように・・・


さきほどアバスチンが45分くらいで終わったと
夫からLINEが届きました



夫が次のステップへ行くときに
父が来週から化学療法を受けることになりました
先週土曜日の検査結果で
衝撃的なすい臓がんの告知
今の病院の主流ですが
父の行っている病院も
がん告知は本人に理由のない限りは
はっきり伝える病院です。


高齢ということもあり
担当の先生からは
手術のハイリスクについて
術後の予後について
手術以外の方法としては
化学療法と何もしないという選択があると
説明されました。


父の考えももちろんあり
私の考えも同じく
少しの希望に祈りをこめて
化学療法をすることに決めました。
初回は入院で治療することになり
私は来週から介護休暇をとって
父に付き添う予定です。


病気で苦しむすべての人に
今日も祈りのうちに