祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

番外編 すい臓がんの治療

2年前に胃がんを切除している実家の父が
胃カメラ検査ですい臓がんが見つかり
先週月曜日に入院、火曜日に化学療法を行いました。
このブログは脳腫瘍の記録ですが
番外編としてすい臓がん治療の記録を
のこしたいと思います。


父は82歳
胃がんを切除してからも自立して生活しています。
胃がんの時に胃を3分の2ほど取り
その後1年ほど抗がん剤(TSー1)を飲み薬で服用し
転移もなく落ち着いて過ごしていました。
病後に体力は落ちましたが
自転車での近隣への買い物や
ちょっとしたガーデニングなどをこなしていました。


今回は定期的な胃カメラの検査で見つかった
すい臓がんでした。
5月くらいの検査の時には見えなかったものが
9月の検査で見つかったということは
けっこう進行の早いもののようです。


このところ痩せてきていて
胃を取ったせいで食が細くなったからと
思っていました。
身長182センチほどで体重が60キロを切っていました。
COPDがあるため、息切れもするというし
(酸素は使っていません)
年齢のこともあり体力が落ちていると思っていましたが
まさかすい臓にがんができたとは
思ってもいませんでした。
主治医の先生は、胃がんからの転移かどうかは
わからないと言います。
それでも、少しの希望を持って
抗がん剤の治療を受けてみると本人が言うので
始めました。


とりあえず、年齢のこともあって
初回は入院しましょうと言われ
先週の月曜日に入院、火曜日の午前から
点滴をすることになりました。


お薬は2種類
アブラキサンとゲムシタビン
初めにルートをとり、生食注入
その後に吐き気止め
(この薬剤名がわかりませんでした)
その後もう一度生食
それからアブラキサンを注入
白く濁ったような薬液でした。
この時に、血管が痛くなるかもしれないとのことで
腕をホットタオルで温めながらの点滴


ここまでは特に嘔気もなく普通だったので
昼食もベッドサイドでいただきました。
アブラキサンが終わると再び生食
それからゲムシタビンを注入
アブラキサンよりか分量はありましたが
時間はアブラキサンと同じく30分で滴下
これが終わって再び生食でフラッシング
これで終了です。


点滴が次の段階に行くたびに
血圧は毎回、体温も何度か計りました。
幸い父は特別な変化もなく
治療を終え、針を抜きました。
その日もふつうに入浴もしていましたが
なんとなく肌の色が
土気色というかくすんだ感じに見えました。


翌日はふつうにしていて
金曜日には退院しました。
この点滴による抗がん剤治療を
また1週間後に今度は外来で行います。


1週間に一度を3回
これが1クール
2週間あけてこれを最初から同じことをします。
これを3回で、いったん状態を見るそうです。


化学療法を受ける家族が2人になりました。


父のことは番外編として
記録に残したいと思います。
治療の効果がどれほど期待できるのかは
詳しくわかりません。
それでも自分らしく過ごしたいと思っている父の
QOLを考えながら
最善のことをしていきたいと思います。


今日も祈りのうちに