祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

アバスチン5回目

11月13日に化学療法のために
大学病院へ施設から入院しました。
14日(火)にアバスチン5回目
15日(水)にMRI
18日(土)に退院
退院の日に先生からの説明を受けました。
アバスチンの副作用の項目である
高血圧、尿たんぱくなどもなく
MRIの画像上にも新しい再発は
認められないという結果でした。
7月の再発もすっかり影をひそめ
ひとまず安心の退院でした。


今回施設のリハの先生から
かすれ声(弱弱しい声)について
心配されるために耳鼻科を一度受診するよう
言われたので
その旨、大学病院へ相談していました。
14日に耳鼻科も受診して喉の奥を
カメラのようなものでのぞいてみたけれど
ポリープ様のものもなく、ひとまず異常は
なしということでした。
ただ、この声のことを「嗄声」というそうですが
専門外来「嗄声外来」というのがあるので
次回の入院時にかかることになりました。


お薬も抗アレルギー薬エピナスチンが
今回より中止になりました。
アレルギーも落ち着いているということから
中止となりました。
このお薬の説明、先に本人が聞いていたようなのですが
その説明がうまくできません。
話しているとちんぷんかんぷんになるため
施設へのお薬の説明は
わたしが直接施設の看護師へ電話することにしました。
高次脳機能障害の診断書に
知的障害にマルがついている
こういうことがその意味なのだと思います。


とても穏やかで順調そうな様子に見えます。


今回、長男の運転での退院となりました。
家族4人で車に乗り、長男が運転
なんだか不思議な感じでした。


障害年金用に肢体障害と精神障害(高次脳機能障害)
母子扶養手当用に診断書
3通の書類を頼み、書いていただきました。


病院からの洗濯物も
施設で自分で洗ってくれるので
なんだか、少し楽になりました。


秋が深まり
大学病院内も紅葉していました。
街も銀杏の輝きが最後の灯のように
きらきらしています。


病気になって二度目の秋
ひとつひとつの季節が過ぎていくたびに
1年後の同じ季節のことを考えてしまいます。


今日も祈りのうちに