祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

さようならの準備って?

私はターミナルケアの病院が職場なので
緩和ケアの中に家族のための
準備のお手伝いという冊子作りを
しています


それを読んでいたら
いざ、自分の家族の時に
これを冷静に考えられるか・・・
自信がありません


病状がすすんでくると
食事量の減少
食欲はなくなりやがて水分摂取も
むずかしくなる


むくみ
足や顔にむくみが出て
尿量が減少
身の置き所のないようなだるさの出現


呼吸の変化
旅立ちが近づくと
弱い呼吸、浅い呼吸
時には呼吸がお休みしたりもある
また、喉の奥でゴロゴロという音
これは旅立ちが近づいた時の
身体の自然な変化である


せん妄
身体の機能の低下とともに
脳の機能も低下することによって
つじつまのあわないことを話すこともある
そんなときな否定せずに聴くこと
否定されると混乱することもある


さらに状態が進み旅立ちが近い状態になると
眠った状態になる
それでも最期の瞬間まで聴覚はあると
言われているので、声かけしたり
身体をさすってあげるのが安心する


そして
急激な状態変化や旅立ちの時のために
旅立ちに着る服を用意する
また、避けたいことではあっても
葬儀社を決めておくことも・・・


こんな風な内容の
冊子です


人は眠るように終着駅に着くのだそうです


今日も祈りのうちに