祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

ケアプラン

夫のケアマネさんはとてもやさしい男性です。
社会福祉の仕事をする人は
あくまでも「寄り添い姿勢」
まずは否定をしないこと
これが原則だと勉強中の妹が言っていました。


6月23日、6月30日の土曜日に
デイケアとデイサービスを3か所見学しました。
23日に見学したデイケアは
病院がやっているところで
ワンフロアの中に40人以上の利用者さんがいて
夫も私も正直圧倒されてしまいました。
内容は集団でのリハ(体操)やレク活動
そして個別のリハもあり、入浴もあり
もりだくさんなのですが
夫いわく、これだけの人数だと
個別のリハを希望しても、できないか
とても短い時間なのではないかと
心配していました。


30日に午前と午後、2つ見学したところは
午前は12人程度の利用者さんがいて
やはりワンフロアの中に
平行棒や、リハ用のベッド、またマシンも
数台あって、さらに厨房もそばにあり
お料理の香りがしていました。
入浴もできますが、夫の希望である
ゆったりと入浴は無理そうでした。
なんとなく狭い中にあれもこれもあって
私も落ち着かない感じがしました。
場所も駅に近いビルなので
環境的にも今一つでした。


午後に見たところは
以前住んでいた場所の方で
環境は住宅と畑の中
フロアもゆとりがあって
20人くらいの利用者さんがいましたが
ほどよい感じの広さで、落ち着いた感じでした。
ケアマネさんが
ゆっくり入浴できる場所、といって
探してくれたので
入浴はゆっくり入って大丈夫と言われました。
機械浴、リフト浴の他に一般浴があり
一般浴は3~4人が入れる広さで
浴槽も浅く階段と手すりがついていて
夫にも入れそうな感じでした。
リハビリもパワーリハビリと言って
マシンが3台おいてありました。
作業療法士さんは毎日はいないそうですが
月に2回ほど来て、リハ指導をしてくれるそうです。


2階と3階には
静かな雰囲気の個室対応のショートステイも
ありました。
父の介護のことで忙しくなった時に
利用できるかも、とこちらも見学しました。


家に戻って夫と話し合い
月曜と土曜に午後見学したデイサービス
火曜日には、かつて入院していた療養病院での
リハビリ(PT、OT)通院(福祉タクシー利用)
水曜、木曜、金曜を居宅サービスにして
木曜日は家で入浴
水曜と金曜は障害の移動支援を利用してお散歩
こんな感じの1週間のケアプランを作成してもらう
予定になりました。


介護保険1割負担ですが
これだけサービスを利用すると
けっこう料金はかかりそうです。
それでも、夫が日々を充実して暮らしてくれるなら
それでいいかと思いました。


30日の土曜日には
住宅改修工事も終わり
玄関、トイレ、浴室に手すりがつきました。
福祉用具はベッドと4点杖を借ります。
ベッドはこれまでのものが
介護保険になり、最新のものに交換してもらえました。
6月にとりあえず駆け出したストレスは
少しずつとれてきました。


今日も祈りのうちに