祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

嬉しい出来事

8月の末頃に1本の電話がありました。
その電話は、私が数年前に
ボランティア養成講座を受けてその後
ボランティア登録していた
あるボランティアの組織からでした。
そのころ、私は自分が何かに駆り立てられているように
何かをしないと・・・みたいな気持ちになっていて
ボランティア養成講座を受けました。
この講座はとても内容のあるもので
講師はその都度、テーマにあった方がいらして
神父様だったり、摂食障害の会の方だったり
子供の生きにくさを専門としている方だったり
本当に自分の知らなかった世界のことを
たくさん学ぶことができ、最終的には自分も
ボランティア登録をしたのでした。
でも、その後ほどなくして両親の介護や
夫が病気になって、活動は全くできないままでした。
毎年届くお手紙に、今は活動はできないけれど
いずれ時が来たら活動を希望していることだけ
書いて出していたのでした。


今年の春に、このお手紙を出したとき
ちょうど夫が在宅になってまだ介護認定もなく
障害としてできることをあれこれさがしても
なかなか要望にかなうことがなくて悩んでいた時でした。
そのことを書いて出したのを読んでいただいたようで
ボランティアを受ける側として面談しませんか?という
電話でした。


自分でもまさかとびっくりしたのですが
面談を受けることにして、先週日曜日に
担当の方が自宅まで訪問してくださいました。
この方は偶然にも私がボランティア登録をした時に
面談した方でした。


夫はちょっときょとんとしていましたが
いろいろと話している中で
失語症のグループをサポートしている話も出て
ひとり家で過ごす時間の多い夫のために
言語の訓練のための会話や
または視野狭窄を手伝うための朗読サポートなどを
提案していただき、また連絡をくださることに
なりました。


ブログを振り返ってみたら
障害者としてのサポートがみつからなくて
探していたのは5月末から6月くらいでした。
すごく孤独に感じていましたが
こんなふうにお話がやってくることが
あるんだ・・・と思ってしまいました。


何か新しい形で、夫が小さくなってしまった
世界を広げられると良いのですが・・・


いつも希望をもって過ごしていこう


そんな風に思えた出来事でした。


今日も祈りのうちに