祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

治験、再びその後

昨晩、病院へ行ったときに
治験コーディネータの方と面談しました。


今回、治験として承認前の新薬は
副作用等の事情でリスクを考え使わないことに
なりましたが
治験そのものは終了=キーオープンに
するのではないそうです。


今後も治験に参加している証明のカードは持ち続け
実際のお薬の点滴はしなくても
追跡調査として初めのスケジュール通り
6週間に一度のMRIは継続で
退院後の2回ほどの採血は薬品会社の負担で
行うそうなのです。
検査データは提供してほしいと金曜日のICで
主治医の先生からお聞きした時は
ぼんやりとした頭で聞いていましたが
つまりは治験参加の新薬点滴を2度は受けたということで
その後も追跡調査をするという形で治験は続くそうです。
これが負担に感じる場合はいつでもその意思を伝え
ストップはできるということでした。


夫は新薬での協力はできなくなりましたが
副作用 → 別の抗がん剤 → その後の体調をみていく
ということで
臨床試験管理室とのご縁は続いていくというお話でした。


ということはキーは開けられない・・・?
ということになるのでしょうか。


継続している限りはたぶんそうなのでしょう。
私たちは岸辺に戻ることなく
予定を変更しながら船に乗り続けている
ということでした。


夫はすでに発疹もきれい消えて
熱もなく、ふつうに過ごしています。


ただ、ICの時に見た7月末のMRIで
一部水のたまりのような画像が出ていると聞いて
すごく怖いようでまた悪い夢を見たそうです。


ナーバスな患者なのだから
隠し事なしに説明するとしても
もう少し、安心感を与える言い方をしてほしいと
思ってしまうのは家族だけでしょうか。