祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

同名半盲

夫は右同名半盲と診断されています。


手術の前には右上4分の1ほどが欠損と

説明されましたが

夫は右側はほとんど見えないと言います。

ネットで同名半盲を調べると

ほぼ半月のように視野が欠損した

画像が出ました。


右側からのアプローチをとても

怖がります。

見えない方からの声かけに

驚いてしまいます。


夕べ夫からラインがあり

夕食の時、右側においてあった

汁物が見えなくて、ひっかけて

こぼしてしまい

着ていたものも寝具類も

びしょ濡れになってしまった

病棟スタッフが着替えと

寝具交換もしてくれて

迷惑かけてしまったと

いっていました。

以前も前の病院にいた時

同じことをしたことがあるとも

言っていました。


ドクターは視野の一部欠損について

はじめから失っても

日常生活ですごく困ることではないからと

手術により失うことは

はじめからわかっていました。

でも夫にとっては、事実

すごく困ることになっています。


手足の不自由さ

同名半盲

失語


どこまでも追いかけてくる

この苦しみと

夫は今日も闘っている。