祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

理解されるよりは理解することを

平和の祈りの中にある
この言葉
忘れかけていました。


夫がリハビリの先生から聞いたという
自分の症状が治ることはないという
残酷な言葉
やはりこのことは
夫の解釈の問題で
今日は主治医の先生が夫のもとを訪れ
ていねいに説明してくださったそうです。


そのあと夫のもとに行き
聞きました
私:先生の説明理解できた?
夫:できた
私:私に説明できる?
夫:できない
私:それなら私から先生に聞いてみるね


夫はやはり説明をできないのです。
そのあと先生からお話を聞きました。


麻痺側の腕は
それはそれは重い
重いから痛くなる


どこかが悪いと
悪い方へ考えてしまう
と、先生は言いました
病気のためですか?と聞くと
人間はだれでもそうです
病気ではなくてもそんなもんです
一言に傷ついたり
一言で気力をうしなったり
人はだれであってもそんなものありなんだそうです。
先生はすごい
本当にそうだ
「病気の夫」という見方をしている
私に問題があるのかもしれない


理解してもらえなくても
私が理解すればいいのだ



慰められるよりは慰めることを
理解されるよりは理解することを
愛されるよりは愛することを
わたしが求めますように


とりあえず夫には
湿布薬が出たようです。
スタッフが親切に痛い時は呼んでね
夜中でも湿布を貼りに来るから・・・
と言っていました。感謝です。
優しさと慈しみに包まれて
心穏やかにすごしてほしい


今日も祈りのうちに