祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

ADL

木曜日の東京は午後からすごいカミナリになりました。

ほどなくして風を伴ったすごい雨

またたくまに道路は池になりました。


基本的に毎日夫のいる病院へ仕事帰りに行くのですが

この日はお休み

今週は火曜日も外せない用事でお休みし

また木曜日もお休みになってしまいました。


制約のある病院生活をしなければならない夫が

とても気の毒です。

ベッドから起き上がって柵を持ちながら

車いすに自分で移乗することはできるのですが

それを一人でやってはいけないことになっています。

また、ベッドの柵をフラットに倒して

ベッドに腰かけて足を下す姿勢も一人でするのは禁止。

全てがナースコール、または家族がいるときは許可という

悲しいまでの制約

私から見れば拘束ですね。

だって、ひどい認知でもないのに4点柵ですから。

日中も一人の時はいつも4点柵がお約束。

つまらない日々なのだろうな~と思ってしまいます。

それに今どきの病院は4人部屋ですが

一人ひとり隅から隅まで日中でもばっちり

カーテンが閉められていて、入り口には名前も出ませんから

どんな方と同室かもわからないし話すこともありません。

きれいで広々としていて高い技術ももった病院ですが

今一つ接遇と患者の権利と尊重の部分がどうでしょう。

主治医も担当医もよく訪室してくださるし

ありがたいのですが、私としてはもう少し看護計画を

家族に伝達してほしいですね。


自分が入院生活をしたときは

歩けるようになったら院内を自由に散歩したり

売店に行って好きなものを買ったり

人気のない休日の外来待合室などに行ったりしていました。

それに日中は明るくするためにもカーテンを開け放して

お隣の方とお話もしました。



車いす生活ですが、もう少しフリーにならないものか・・・

それとも、やはり夫の見当識はそこまでする必要があるのだろうか。

そうはいっても、6週間の放射線照射が終了したら

一応退院予定なんです。

自宅に戻っても昼間は一人です。

もう少しADLを上げてもらわないと一人にさせられません。

今月中にはMSWさんとよ~くお話をするつもり。


今はぼんやりと9月以降の生活を考える私です。