祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

ふたたび穏やかな日々

療養病院に戻って1週間がたちました。


夫は落ち着いた日々を送っています。
最近は少し前よりも
痛みもコントロールされているのか
訴えがほとんどなくなりました。


子供たちから借りた数学の問題集を
解いて震える字でノートに書いたり
漢字辞典、植物や虫の写真集を
みたりしながら日中を過ごしています。
頭を使っていたいと思っているのでしょう。


時々、シスターも訪室してくださいます。
先日もマリア様のお話の録音テープを持参して
1人のシスターが夫のもとを訪ねてくださいました。


私たち家族はどこかで夫も
(子供たちにとっては父親も)
カトリックの信仰の中で
全てを受け入れながら生きてほしいと
願っていますが
こればかりは神様が決める機があります。


脳腫瘍ブログの皆様の記事におじゃましてみると
統計的な数字による将来だけではないことを
感じとることができ
希望は捨てきれません。
夫が壊れていき、人間らしさが失われていくかも
しれないことを考えたらこわいのですが
愛と慈しみに基づいて
患者を支えていた共同体(患者家族)を
私は見てきました。
どうか、自分も愛と慈しみを持って
夫に寄り添うことができますように。


神は恵みをわたしたちの上にあふれさせ
英知をもってみ旨の神秘を示してくださった
時がみちればこのみ旨は実現され
天と地にあるすべてのものが
キリストのうちに集められる

エフェソ 1・3-10

今日もいのりのうちに