祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

新しい人

夫は新しい人になった

罪がゆるされ、心が洗われ

光の子として新しい人になりました。


大学病院の入院中から

今も化学療法のために大学病院に入院するたびに

何度も病床訪問に来てくださった神父様から

この復活祭にカトリックの洗礼を受けました。


夫が洗礼志願書に自分で書いた内容です。

(実際には私がパソコンで代筆しました)


1. 自分が生きている意味を知りたい。何が目的で

生きるのか、自分の気持ちを整理しながら

自身を見つけたい


2. 手術による身体や脳の将来は想像が難しい

視野や会話も制限されている

どのような道(短くても)

覚悟を考えて行こう


3. 大切な人と共感を作りたい

家族や親類、友人等、

本当の関わりを共有したい


4. キリストに語りかけ、

キリストから真理を聞き、

心が清められるようになる


5. 贅沢も疑心も、名声も、金銭欲、

世間体、過剰競争心、愚痴、嫉妬‥‥

人に関する欲を洗い流したい


6. 自然と過ごし、自分の夢に触れているように、

静かにおおらかに生きてみたい


夫は、触れて病院のベッドでも受洗できることを

神父様から言われていたのにもかかわらず

教会できょうだいとともに

共同体の中で受洗したいと望み

春の復活祭まで待ちました。


いつどうなるかわからない状況の中で

私は不安でしたが

たくさんの方に見守られ、祝福される中で

本当によかったと思いました。


ご聖体に生かされる人生と

聖家族になれた喜びで

自己紹介では夫は泣いていましたが

私も胸がいっぱいでした。


多くの方にいただいた祈りと

神様に感謝です。


新しい明日もまた

祈りのうちに