祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

自分を支える

なんだか、毎日頑張って過ごしている
そんな日々でした
7月にコロナ感染して以来
職場には復帰していますが
とにかく疲れるし
上気道がおかしくなってしまったのか
ふとタバコのような匂いがします


睡眠障害に悩まされ
先日、悪夢が続くことを心療内科の先生に
相談したら、処方された薬が効き過ぎて
1日半くらい眠気と脱力感と口渇で
何もできなかった
そんなことがあって、この薬は
一度で中止していますが
こんな毎日で良いのだろうかと思ってしまう


やっぱり終末期の患者様の職場が
今の自分にきつすぎるのかもしれません
夫の呼吸が止まった時のことを
思い出して、なんとも言えない気持ちに
なります


私に老後があるなら
一緒に分かち合える人はそばにいなくて
ひとり


どんなひとりでいようか
旅行する?
ピアノを弾く?
好きな手芸をする?
本を読む?


断眠な夜が明けて
朝が来て、仕事に行きます
自分を支えながら
生きています


今日も祈りのうちに

脳の病気

脳腫瘍について
この病気を不安に思っている方に
夫の亡き後もブログを継続するつもりが
色々な内容になってしまいました。
母の突然の病気や
大切な人との別れを短期間で繰り返し
心が疲れてしまった自分のこと
生きて行くことが
とても重い十字架に思えて
今も、死ぬ日を待ちながら
生きているような感じがしてしまったり‥‥


楽しいことや
好きなことを考えながら過ごしても
ひとりでいることに気付き
時々、本当に孤独感に包まれてしまいます。
毎日少しずつ、深い海の底へ
沈んで行くような気持ちです。


先日、職場の人に何気なく
再婚したら?と言われて
考えたこともないことだったから
ビックリ‼️でした。
この先の老後の生活資金の話をしていた
流れでした。
それは自分の中では全くありませんが
1年後、2年後の自分は
どんな暮らしをしているのだろうと
よく考えるようになりました。


夫が昔、自分達の年金について
紙に書きながら説明してくれて
これだけあれば、2人で暮らして行かれると
思うよ、と言っていた言葉が蘇ります。
私は夫が残してくれた遺族年金を
ありがたくいただいていますが
2人ではなく、今ひとりです。
自分があとどのくらい生きるのかは
わかりませんが
どんな風に生きて行くのでしょう。


どこかで病気になり
寝たきりの生活になってしまうのかもしれない
その時はどこにいられるのだろう
病院や施設にいられるほど
経済力はあるのだろうか


脳の病気になると
それまでの自分ではなくなる可能性もある
家族に重い負担をかけてしまうかも
そんなことにはしたくないけれど
わかりません。


脳の損傷部分によって
人格も変わってしまいます。
認知症関連の病気も含めて
どんな自分になるのかわかりません。
かわいいおばあちゃんになりたくても
凶暴になってしまうかもしれないし
意思疎通出来ずに全介助状態で
長患いになってしまうかもしれないです。


脳の病気は、人が生きるための
司令塔部分が壊れてしまうので
先日、脳腫瘍のため下血が続き
重症というケースを知りました。
脳腫瘍で下血?
脳がつかさどる内臓への指令が
壊れてしまえば、呼吸中枢への影響や
消化器官への影響など
様々な症状があらわれることがあるということです。


脳の病気、怖いです。
あらためて思います。


夫と一緒の時間を過ごした日々が
遠ざかっていく


今日も祈りのうちに

処暑

もうすぐ8月が終わる
夏が過ぎて行きます。
高くなって来た晩夏の空をあおぎ
遠くへ行ってしまった人たちを
おもいだします。


私の命は両親が生まれた時から
約束されていたもの
その時から私が出会う人も約束されていて
子どもたちの命も約束されていた
そこにはこの先ずっと未来がある


夫は困ったことも色々しました。
主に仕事関連でしたが
自分勝手に見えたこともあったけれど
家族のためにしていたのかもしれません。
苦労もあったし守ってもらえなかった約束も
あった
でもそのこと全てが
彼が神様に救われる道への
大いなる方のご計画だったのかもしれません。
私の残された未来は見えないけれど
この先もひとりでこたえを出していくことが
時々とてつもなく悲しくなります。
どれだけ、遠くの空をひとりで眺めて
年を越えて行くのでしょう


ひとりの人生をエンジョイするって
思っていたより難しい


今日も祈りのうちに