祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

やさしい入院生活

毎度おなじみになった

大学病院での治療入院

水曜日の午後に入院して

木曜日にMRI

金曜日に化学療法

土日にゆっくり休み

月曜日の午前中に退院というパターンです。


昨日の明るい病状説明のせいか

夫も私も穏やかな気持ちの週末でした



今日は入院した日に予約していた

床屋さんに4時に行く前に

デイルームで買ってきたアイスコーヒーと

おやつをいただき

4時少し前に院内の床屋さんに行って

カットしてさっぱりした後ろ姿を見ると

昨年の夏に術後の放射線で一部抜けた髪も

すっかり元どおりになっていました。


床屋さんを後に

4時から外来の広い待合で開催されていた

医学部管弦楽団による院内コンサートを

聴きに行きました。

院内コンサートを聴くのは2度目です。


前回は近隣の音大生によるカルテットでしたが

今回はこちらの医学部の楽団で

フルオーケストラ演奏もあり

医学部長のピアノソロもあり

1時間少しの素晴らしい演奏会でした。


医学部生ってすごく忙しいのに

このような本格的なオーケストラ

メンバーも大勢で

おもてなしもホスピタリティな

あらためて、この病院の奥深さを

感じました。


大学病院でこんなふうに穏やかな気持ちで

やさしい気持ちで入院生活を過ごせたのは

初めてかもしれません。


いつも何か将来の不安と

入院のたびに宣告されるかもしれない

再発の恐れと

そこはかとないむなしさに包まれた

治療入院でした。


もちろん再発が

どこかでやってくる恐れから

解放されたわけではありません。


次回は7月の治療入院になります。

再びやさしい入院生活を

送れますように‥‥


今日も祈りのうちに