祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

住宅改修準備

昨日の午後
包括センターの方が
介護認定前ではあるけれど
準備のために住宅改修のため
住宅を見に来ました。
シニア向けの住宅改修業者さんと
ケアマネさんも一緒でした。


夫はリハビリの先生2人につれられて
杖を使いながらゆっくり歩いて家まで来ました。
(普通の人が歩いても3分くらいの場所に
施設があります)


まずは玄関ドアまで階段が2段ほどあります。
そこをクリアすると玄関から家に上がる時に
1段あがらなければなりません。
健常者の私たちは
上がりかまちと呼ばれるその1段を
何の意識もなく通り過ぎますが
夫は靴を脱いで上がるその1段が難しい。


リハの先生が何度も座って靴を脱ぎましょうとか
壁を向いて座りましょう、と指示をだしていても
夫は多くの人に見られている緊張もあるのか
その指示が聞こえてないのか
指示通りできません。


靴を脱いで家に入ることが
こんなに難しいんだ・・・と思いました。


食事をする椅子に座ったり
トイレまで歩き
その1連の動作を先生とシュミレーションしながら
どこに手すりがあるといいかなどを
決めました。


トイレの次は浴室で同じように
シュミレーションしていました。


さいごにベッドに座り
ベッドの高さなど調整していました。


約1時間ほどかかりましたが
夫はすごく疲れてしまいました。


途中、包括センターの福祉士さんと
ケアマネさんが夫と質問を交えて
話をしていましたが
夫はうまく話すことが出来ないと言っていました。
ふたりはお話伝わっていますよ、と
とてもやさしく対応してくださいました。
夫は、そのことが嬉しかったようで
頭を下げてありがとうございます、と
手も合わせていました。


住宅のことが終わった後
施設でケースワーカーさんと
外の相談支援部から相談員さんが来て
退所前の評価などを話し合いました。


相談員さんは介護が決まれば
そちらが優先となり
リハビリと入浴を中心にしているデイケアを
利用したり
住宅改修も介護保険では20万までになるので
超える部分はたとえば外の手すりなどレンタルを
しながら、本当に必要な部分だけを
改修する方がよいとアドバイスしてくれました。
案外、あれこれ手すりなどつけて
かえってジャマになることもあるそうです。


障害の方では
移動支援は使えるので
そちらを利用しながらリハビリや外出など
考えていきましょうということになりました。


連休最終日に大学病院で
アバスチンの治療があります。
その後、12日に施設に戻り
24日には退所となります。


在宅までカウントダウン


今日も祈りのうちに