祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

言葉のちから

大学病院での検査に問題なく
退院してきてから幾日もたっていないのに
今週の初めくらいに
夫は言葉が出にくくて
会話がうまく成り立たない日が
ありました。
昨日くらいから少しずつ回復して
来ていますが
言葉の出てこない夫が話そうとしている
内容を探し出すのに
とても苦労します。
時には夫もあきらめて
「もういい」といって
寝込んでしまったり・・・


それから考え方が
自分中心的なのにも困ってしまうのです。
もう少し協力的な考え
調和をもって生活してくれないか
こちらの状態などを考慮できずに
いまこれを片づけてほしいとか
そういったことを言います。


自分中心的と言えば
要介護1の母も、そんなところがあります。
都合の悪い話をスルーしてしまったり
自分の都合を優先だったりするのです。


介護の人がふたり
母は9月に父を亡くしたばかりで
ひとりきりにさせないために
休日はほとんど母のこと中心の生活です。


自分の自由な時間が減ってしまいました。
講話をきいたり
奉仕活動をしたり
何かに参加したくてもできない。
そういうことができていたころは
本当に幸せだったのだと思う
というか、自分の求める活動を
できる人は幸せな人だとおもう


とどまっている自分が
時々とてもせつなくなるのです。
今日も祈りのうちに