祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

膵臓がんの記録

膵臓がんをもつ父の現在


父は日に日にできていたことが
できなくなってきています。
本人は、できる限り自立生活をしたいので
今も2階の寝室で夜は寝ていますが
足取りも見ていてハラハラする感じに
なっています。


昼間はリビングのソファで横になって
寝ている時間が増えました。
時々起きてタブレットを使ったり
野球観戦などもしています。
実家を訪ねるとたいていはソファに横たわっていて
その姿もだんだん紙のように薄くなってきて
「あれ、いたんだ!」みたいに
存在感が薄れてきました。


家族である私と妹は
今後のことをどうしていけばよいのか・・・
父を見ていて悩んでいました。
というのも、やはりあちらこちらが悪い感じで
整形外科で、狭窄の痛み治療をしたり
緑内障があるので眼科へも行きたいけれど
通院する元気がないとか
このまま寝ていると今に歩けなくなるかもという
心配もあるようです。
おまけに麻薬のオキシコンチンが
とてもお腹が張り、便秘もするから
よけいに食欲が全くないと言っています。


このような父のことを主治医の先生は
どこまでこの状態にしておくのか
聞いてみたくて、MSWに相談して面談を
申し込みましたが
先生の答えは次回の診察の時に
本人も一緒にお話ししたいということでした。
MSWに妹が相談に行ったところ
先にホスピスを見学しておくことも
今できることだと言われました。
いよいよホスピスに入りたいと思っても
すぐには手配できないのが現状だからと
いうことでした。
ホスピスは東京に約30か所ほどあって
そのうち、父がかかっている病院の市には
3か所あるということでした。


さっそく妹とひとつを見学に行くことに
決めました。
そこは私たちの職場からもすぐそばです。
明日、面談と見学をしてきます。


今日も祈りのうちに