祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

複数の支援から

母の闘病記録


母は木曜日から寝たきりの状態が
続いています。
今日は定期の訪問診療の日で
先生がみえました。
血圧も100を切ることもなく
酸素飽和度も99
母は少し持ち直した様子でした。


先生には、昨日は服薬できていないことを伝え
痛みがあっても呼吸抑制のことを考えると
薬は使わない方がよいのでしょうか、と聞くと
今出しているフェントスもアブストラルも
呼吸には影響しません
モルヒネではそういうこともありますが、と
言ってから、どなたから聞きましたかと言うので
昨日の訪看さんからです、と答えると
いつも穏やかな先生も
もう少し勉強してもらわないとね、と
困った顔で苦笑し、経験の浅い人かなと言うので
責任者の方でした、と答えると
私からも言っておきますと言っていました。


木曜の夜から金曜の深夜にかけて
アブストラルをかなり増量したことを
訪看さんから、そんなに!と言われて
少し動揺していたので
私は、最終的に指示をうけるのは医師だということを
忘れていたのでした。
先生は、母に処方している麻薬は
呼吸を抑制するものではないものを使っていて
フェントス4mgに対して使用するアブストラルの量も
規定量だと教えてくれました。


どうして昨日の時点で
ナースの言ったことを先生に確認しなかったのかと
自分の至らなさに後悔しました。


確かに母は私に言うことと妹に言うこととに
違いがあるのです。
聞き方かもしれませんが
妹には私の時ほど痛みを強くは訴えないのです。
そして顕著なことは
先生が訪問してたずねると
たいてい大丈夫と言います。
こんな状態の今日もそうでした。
先生がみえる少し前には痛いと訴えていたのにです。


母に自分で判断する力がなくて
仕方がないのですが
私たち姉妹にも違う言い方をするから
そこが難しい


レスキュー薬の使い方に関しても
私と妹で少しズレがあるので
在宅でみるときは、そのあたりが
医療者の判断ではない部分もあって
難しいです。


たぶんもうホスピスへ行くことは
なくなった
1日の大半は寝ている母ですが
今の段階で、いつどうなるかわからないのに
入院はできない
私も木曜日からずっと母のそばで泊まってみています。


今日も祈りのうちに