祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

考えた末の手段

理解されるよりは理解することを


という平和の祈りの中の言葉
でも今の私、理解してもらいたい
私は今シェルターがほしい


21日に仕事を午後から休んで
心療内科に行きました。
30日の予約を早めてもらいました。


症状をしっかりメモして先生に相談しました。


*時々めまいや貧血の時のような気分の悪さがある
*呼吸が苦しい感じ、深呼吸したくなるような感じ
*食事はできるが喉の詰まりを感じることがある
*胸のあたりが重く感じ、吐き気がする
*頻繁ではないけれどみぞおちから胸のあたりが
急に痛くなり呼吸が止まるのではないかと
思うことがある
*日常生活はできるが人と(特に母の話)話すことが
とても苦痛 弔問に来たいという来客に会いたくないが
妹からは失礼にあたると言われストレスになる
*親しい人と話すことはできても、ふだんあまり
会わない人と会話したり会うことが苦痛
*人から母のことを在宅で看取ってえらいですねと
言われることが苦痛 全然えらくはない


先生は、来客に会う必要はあるかしら
妹さんにお願いできないのですか
今の状態で、無理をすることはやめるべきで
とにかく頑張ってきたことの疲れが
症状に出ているので、身体を休めることが一番です
と言いました。


何もしないで休んでいいのです
引きこもっていてもいいです
リフレッシュできる外出や
仕事に行かれていることは、職場環境が
悪くないと言うことでしょうからいいけれど
休んでもいいくらい


そう言われて、私は病気ですか?と聞くと
病名をつけるなら、軽度のウツです
と言われました。
時間が経てば治るのでしょうか、と聞くと
先生はうなずいて
今はお薬の力を借りながらとにかくしっかり
身体を休めることが大事
少し漢方も使っていきましょうと言われました。


半夏厚朴湯は使っていたけれど
1日1回です、と言ったら
先生は、3回しっかり飲んでいきましょう
気持ちを穏やかにする作用があります
クラシエのものなら2回にできるから
それにしましょうか、と言ってもらえたので
そうしてもらいました。


私が来客接待をどうしてもできないことを
妹に理解してもらうのには
医者からこういう病状と言われていると
話しては?と先生から言われたので
私は、手段として診断書をお願いしました。
診断書には、うつ状態 自律神経失調症
と記され、理由が書かれていました。


診断書のコピーと
妹宛には口頭で説明するより手紙にして
状況を説明しました。
朝、仕事に行く前に渡したので
ちょっと反応が怖かったのですが
妹からはLINEが入り、理解をしめしてくれて
相続のことも含めて、一任させてもらって良いかと
言ってきてくれました。
事務的なことは大丈夫と言っておいたのですが
元々、ひとりですることには問題ないので
私の同意があれば、結果を伝えてくれるので
その都度用意するものなどを準備してくれたら
税理士さんや司法書士さんには
妹が全て対応すると言ってきてくれました。
スケジュール調整も、ひとりの方が
やりやすいと言ってくれて
私も、母が生きていた頃から妹が母の金銭管理を
していたし、今も実家を守ってくれているので
了承して、現場から一歩下がることにしました。


さて
このストレスから解放されて
ようやく、母の友人や関係者の
心ある手紙などをあらためて感謝して
読むことができました。
80代の方たちは、今のような通信手段ではなく
もとは全て手紙世代
便箋もきれいなものだし
文字もきれいです。
その所作の美しさが、忘れられていたものを
思い出させてくれるような
人の心がありました。


妹の提案で、手紙を出してよかったとも
思えるようになりました。
私自身も、書くことを大切にしていきたい
両親が、小さな頃から自分でお礼状を書くことを
教育してきれたことに感謝したいです。


こういうことで
今は自分のシェルターに時々入りながら
過ごしていこうと思います。


今日も祈りのうちに