祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

外出訓練

アバスチンの治療が
2か月おきになっているので
更新もずいぶんあいてしまいましたが
一応安定しています。
ちなみに膵臓がんの父も
治療ができなくなってしまいましたが
とりあえず著変なし
日々体力は低下しているかもしれません。


夫のことに戻りますが
施設で外出をひとりでする訓練を
しているようです。
最近ではバスに乗って
10分くらいのところにある駅まで
行ったりもするようです。


少し前のことですが
バスで駅まで行き
駅の西友で買い物しようと思い寄って
ついエスカレーターに乗ろうとして
しまったそうです。
エスカレーター乗車の訓練はしていなくて
おしりをついて転んでしまったとか・・・
すぐそばの人が助けてくれたそうです。


幸い頭などを打たなかったから
大事にはいたりませんでした。


時々日によって言葉が出にくくなり
ろれつが回らない感じになるようですが
イーケプラ(痙攣止め薬)にも
少しは慣れて来たのか
最近の面会では
まあまあの会話が成立しています。
娘が言うには
教科書などをわたして読んでもらうには
ちょっと難しそうだといっていました。


でも、健常者時代の夫は
頭も良くて、難しいシステム設計も
していましたが
自分の世界に閉じこもりがちでした。
今の夫の方が
なんでも素直な感じで
「ありがとう」も言えるし
感謝しながら生きている感じです。
会話がむずかしいときもあっても
素直な夫が
清々しく見えたりする
前とは別の人と一緒に
生きている感じです。


病気がわかってからもうすぐ2年
2度目の春を迎えることができました。


感謝と祈りのうちに

アバスチン8回目

先週の月曜日(5日)から
土曜日(10日)まで
アバスチン8回目の治療のために
大学病院に入院していました。


MRIの結果は良好
先生のICでは
①造影される病変なし
②むくみ、広がり変化なし
結論としては変化なしということで
アバスチンが効いているということでした。


現在のところ
アバスチンによる副作用の
高血圧、蛋白尿も出現していなく
治療は順調なので
次回も2か月後の5月ということに
なりました。


夫はこれまでの1か月おきから
2か月おきになったことで
不安な気持ちになるようですが
先生からの説明でとりあえず
落ち着いていました。


アバスチンは2週間おきの治療が
標準のようですが
先生は使い方はその人の病気の
様子を見ながらなので
それぞれ違うようでした。
夫のようにアバスチンが効果を見せていて
病気が安定している場合
副作用のことも考えて
今は2か月おきにして予定では
10回まで施行するようです。


前回、予約なしで外来にかかった
てんかんのことですが
脳を損傷している人には
めずらしくない症状で
てんかんの薬(イーケプラ)は
継続して使うことになりました。


特に、病気の悪化によるものではないので
今は特に心配もないようでした。


ひとまず安心です。


今日も祈りのうちに

安定していたのに

昨日、夫のいる施設から電話が入り
頭の様子がいつもとちがう感じだと言う
本人の訴えがあって
バイタル少々高めということで
病院に急遽かかることになったということでした。


病院へ行くのは施設の職員さんが
連れて行ってくださり
夕方、戻ったそうです。
診断は「てんかん」ということで
イーケプラが2週間処方されたそうです。
定期的に入院治療している大学病院へ
連れて行っていただけました。


診察は主治医ではなかったらしいけれど
3月5日に入院してアバスチンの治療があるので
それまでの処方になりました。


今になっててんかんという症状が
でるものなのでしょうか。
本人は、ひどく悪い感じでもなく
お食事もとれているようだし
とりあえず今日の午前のPTはお休みすると
ラインがありました。


てんかんのことをネットで調べてみると
脳で一時的に興奮状態になり
電気回路がショートするみたいな感じ?
とか・・・
夫は記憶の取り出しや
勉強に関することに集中しすぎているのではないかと
心配しています。
いつもいつもそのことを
焦っているような会話がみられました。
私としてはたとえ記憶がうすれていても
穏やかにゆったりと幸せに過ごしてほしいと
本人に伝えました。
きれいな画像をみたり
外の景色を見たり
自然の中で過ごすことです。


とにかく今は
脳を安静にしよう・・・と
伝えました


今日もいのりのうちに