祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

手術から3年

2016年の手術から3年を超えました。
5月31日に大学病院でMRI検査と診察がありました。
結果は特に動きなし
今年に入ってから、なんとなくの白い小さな影が
いくつか見えるのですが
大きくなることもなく、今のところ変わりなし
こういうものは自然消滅することもあるし
「再発」ともいえないものだそうです。
とはいっても、数か月も放っておくこともよくないので
やはり2か月後にはMRI検査をすることになりました。


こういう繰り返しの日々を
どれだけ長く過ごすことでしょうか。


検査のたびに、今度こそ何か言われるのでは?
突然の入院になったりはしないだろうか


いつもこの不安と隣り合わせです。


夫は主治医の先生に
足がだんだん弱っている
いつか歩けなくなりそうだ
と言っていました。


もうひとつ気になることがありました。
それはもともとなのですが
血圧が低く、通所のデイサービスでも
いつも心配されています。
先生のお話では低血圧のための治療薬は
ないそうです。
血液の循環を良くするために身体を活性化するような
生活をするとか、そんなことだと言われました。
「じゃ、お掃除してもらおうかな」と
私が提案すると先生は大笑い
こんなふうに笑うことができるのも
状態に変わりがないという結果があるからです。


帰り道に久しぶりに
二人で外食をしました。


4年目はどんなふうにすごしているのだろうか
5年目はあるのだろうか
脳腫瘍(悪性膠芽腫)の5年生存率10%
この数字は頭から消え去ることはありません。


今日も祈りのうちに