祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

家族のかたち

7月26日は
もう何度目かわからなくなりましたが
夫のMRI検査の日で
大学病院へいってきました。


3月以来入院をしていないので
入院のたびにカットしていた髪が
伸び放題伸びていたので
朝いちばんに院内の床屋さんを
予約していました。
床屋さん9時
MRI検査9時40分
診察10時
かなりハードなスケジュールでしたが
床屋さんが10分前についてすぐに始めてくれて
とても助かりました。
院内の床屋さんはとても便利です。


結果は・・・・・・
このところ少しだけ見えている
白いポチっとした影が
前回と変わりない大きさであるということでした。
でも、そのポチが2~3個増えているというのが
気になりました。
主治医の先生は、大きさの動きがないから
特に治療はしないで様子観察にしましょうという
診断でした。
こういうものは、突然消えてみえなくなることも
あるそうです。
なので「再発」という診断はつきませんでした。
とりあえず、ほっとする私たち。


さて
前回記録した新たな悩みのことです。
我が家の長女の摂食障害のことですが
たぶん継続中です。
一度相談した自助グループとつながる気持ちには
なれなくて
今回、別のところに相談してみました。
その方は、管理栄養士さんで
摂食障害経験者であり
無料相談もできたので、昨日少し話しました。
以前電話してみた自助グループの電話口とは違い
とても優しい穏やかな方でした。
1時間くらい話しましたが
体重40キロあるうちはまだ大丈夫
30キロ台になったら注意が必要
でも、大丈夫とはいってもよく注意していること
だからといって食事のことを注意したり
こっそり栄養剤を食事にいれたりはダメ
本人を否定せずに
でも、やっている行為(過食嘔吐)は肯定せずに
寄り添うことが大事ということでした。
食べて吐くことによってたぶんお腹がすくのです。
よく、冷蔵庫のあたりで娘を見るのですが
食べ物は、ヨーグルトやお豆腐など
食べやすいものをそっと冷蔵庫に入れておくと良いと
言われました。
たとえ、吐いてしまっても
栄養が100%出されてしまうわけではないそうです。


この方の摂食障害体験のきっかけは
学校の先生に「太っているな」と言われたひとことから
だそうです。
人間の発することばの力は
プラスにもマイナスにも大きいものです。
私も自分の言葉に責任をもって
娘を人を傷つけないようにしなければならないと
強く思いました。
娘の摂食障害を知ってからは
しばらくは、娘が普通の人間ではないように
見えてしまっていました。
でも、それではいけないのだと気付きました。
苦しむキリストだと思いたい。


今、しばらくの間、いろいろな試練に
苦しまなければならなくても、心から喜べ。
試練をへたあなたがたの信仰は金よりも
はるかにとうとい。
(Ⅰペトロ 1・6-9)


神よ、わたしのささげものは砕かれた心
あなたは悔い改める心を見捨てない
(詩篇51・17)


今は家族がばらばらに生きている。
でも、それぞれに頑張っている。
娘もいつか、ターニングポイントがきて
この体験を知った看護師になれたらと思います。


今日も祈りのうちに