祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

3度目の再発

10月29日、MRI検査入院しました。
5月以降はアバスチン治療は
中止していますが
MRIだけは2か月毎くらいに
行う計画で、今回2泊の入院でした。
検査実施の木曜日に
先生からの連絡はなかったし、
脳梗塞発生の時のように
入院延期のお知らせもなかったから
土曜日には心配もなく
退院のお迎えに長男と行きました。


けれど
主治医の先生からのICで
再発が見つかったことの説明があり、
今後のことについて相談したいとも
言われました。
再発に対する治療として
1、テモゾロミドの服用
2、ニドランの注射
3、アバスチンの点滴
があるけれど、1は術後に使って
アレルギーが判明しているので使えず
2は過去に使っているが、使っていながら
再発した経緯で効果の確実性が低い
3は、最近まで使っているが
脳梗塞により中止
脳梗塞が必ずしもアバスチンの副作用とは
言えないまでも否定もできなく
脳梗塞の再発リスクを伴う


薬に関してはこれしかないと
いうことで、次には
5、手術で再発部位の摘出
6、定位放射線(ガンマナイフ、サイバーナイフ)
が挙げられるが、5の手術は再発部位を摘出しても
別の場所に再発も考えられるので
不十分である
6に関しては、他の病院での治療となる
ということで、複数の治療法を
退院当日までカンファレンスしていたようでした。


ただ6の設備はこの病院にはないけれど
この10月よりリニアックナイフという
新しい装置が導入されたということで
これを受けることはできそうだけれど
放射線科との相談が必要で
(予約状況、実施時期が適するか)
来週以降に連絡となるが
それで良いかをたずねられ、
了承しました。


この治療は、連続5日間の照射で
その後、アフターフォローとして
やはりアバスチン治療を提案され
10日間ほどの入院予定となるようです。
ただし、日程が合わなければ
やはり他院にての治療になるかもしれなくて
来週以降の連絡待ちということに
なりました。


再発部位は今のところ
2センチないくらいで
リニアックナイフを行うには
大きすぎもなく、また小さすぎもなく
ベストなサイズのようです
(へんな言い方ですが)


本人は、この主治医の先生との
5年にわたる信頼関係によるものか
とても冷静に聞いていました。


いつもより長い説明などで
時間もお昼を過ぎて
退院の後は、病院の上の階にある
レストラン 松本楼で
3人でランチをいただきました。


長男が送迎や車椅子を押してくれたし
ICも同席してくれて
疲れも半分くらいですみました。


最近、夫とコミュニケーションがうまくいかずに
困り果てていた時も
長男が間に入って、夫に上手に
対応してくれた時は
本当に助かりました。


受け持ちの生徒に筋道をしっかり
確認して話す時と同じだよ、と
言っていました。


いつの間にか子どもたちに
助けてもらっています。


今日も祈りのうちに