祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

奇跡はいつまで

今回3度目の再発(再燃)となりました。
主治医の先生が放射線科とカンファレンス後に
連絡ということになっていますが
リニアックナイフとは?と検索してみると
色々説明はあるものの
放射線の詳細については
なんだか素人にはよくわかりません


ガンマナイフとの比較があり、
病変のサイズは、4センチほどまで
計画ができ、線量分布という比較では
ガンマナイフが病変全体を50%で囲む計画に対して
リニアックナイフは80%で計画できることで
病変内の線量分布の均一性が
ガンマナイフより高い
また、ガンマナイフは分割照射が
できないようですが
リニアックナイフは容易に行うことができるので
疾患によっては非常に有効である
線源はリニアックナイフは一つなので
治療時間は線源が多数のガンマナイフより
長くなるようでした。
(京都大学医学部放射線医学教室資料より)


調べて行くと、多くの医大での
資料があって、悪性膠芽腫の生存率は
そもそも大変低いことが
記述によって再び思いだされてしまい
気分が沈みそうになりました。


放射線治療により
1年生存率が5%アップとあった
研究記事はかなりショック


でも
悪性膠芽腫の場合、標準治療で
1年生存率50%
2年生存率10〜20%
5年生存率においては5%という数字があるのに
夫は手術か5年目を迎えています


医療チームのレベルの高さと
夫の生きる力と
周りからの温かい支援と祈り
そして神様のご計画


神様は、病気をしてどん底に落ちた夫に
語りかけ、そこから数々の
自分の見つめ直しと回心
そして数字に表された年月を超えて
この人に必要な時間を与えているのかも
しれません。
その時間はきっと家族にも
必要なメッセージのこめられた時間でもあり
この奇跡がいつまで継続かは
わからないけれど、今を受け入れて
私のすくそばにいる弱い小さなキリストに
心を捧げなければならないと考えました


今日も祈りのうちに