祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

心からの感謝

母の闘病記録


母は自分の病気のことを
知りません。
告知はしないことに
決めています。


通常、ホスピスを希望する際には
ACPの観点からも
本人が自分の病気のこと
いのちのことを
知ったうえでの入院が基本ですが
今回、ホスピス担当医に相談したところ
告知はしなくても良いと
言ってもらえました。


認知があって
記憶がまだらなために
悪いことばかりの意識が働いてしまうなど
予想外のことがおこるかもしれないことを
考慮して、告知なしで行くことに
なりました。


体調が悪いことも、もともと悪い
股関節の痛みのせいだと
思っています。
ベッドでの生活になっていますが
病気だとは思っていないようです。


毎日、家で過ごして
家族もいて、幸せそうです。
妹がこの生活を母にさせてあげることも
わかる気がします。
母は娘たちがいて
孫たちもいて
ありがとう、ありがとうと言いながら
嬉しそうにしています。


母がもし、急変して
このまま自宅であっという間に
永眠してしまったとしても
幸せなさいごとなるのかもしれません。
それが怖いと思うのは
私自身の思いなのかもしれません。


私はつい最近の夫との別れを思い
怖いと思っているのかもしれない
夫のさいごの時を思い出すと
今でも胸が苦しい


でも夫は私たち家族の見守る中で
目を閉じました。
病院の看護師さんがさいごが近いことを
教えてくれて
呼んでもらえました。


母の旅立ちもきちんと見送りたい。
でも
もし、母が大好きな自宅でひとりで
いつのまにか、旅立ってしまったとしても
だれも恨まないことにしよう


母と神様で決めることだから


何が最善かは
私が決めることではないのだから


ただ一つ
心からの感謝を母にいつも
心の声で捧げよう


受け入れよう
心に留めおこう
私はキリスト者
全て神様に委ねたい


今日も祈りのうちに