祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

抜けられない闇

母のことを見送ってから
2週間と少しが過ぎ
私は、以前と変わらず仕事に復帰して
毎日が過ぎていきます。
1か月半以上仕事を休んだので
しばらくは疲れもあると思ってはいましたが
前にも増して、職場で患者様をお見送りすることが
こたえます。
コロナで家族面会も制限中で
家に帰りたいと訴える患者様に
なんてこたえてよいのか:、、、
母も入院させていたらものすごく
精神的な苦痛が伴っていたと思います。


妹のとった選択に間違いはなかった
それだけに、夫の最期の時間にことを思うと
息が苦しくなります。


夫にもう一度会いたい
会って、謝りたい
母にも、もう一度会いたい
あれきり、実家には行かれないまま
妹からは、実家にあがることを一言も言って
もらえない上、私が持ち込んだものなどは
少しずつ車に積まれて返品されています


私はひとりで家で
母のために祈るだけ


夫のときもそうでしたが
孤独な時間が闇のように私を包み
仕事から帰っても何もできないままで
時間だけが過ぎていく


感謝と祈りのうちに