祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

病気になったら

病気になったら どんどん泣こう

痛くて眠れないといって泣き

手術がこわいといって涙ぐみ

死にたくないといって めそめそしよう

恥も外聞もいらない

いつものやせ我慢や見えっぱりを捨て

かっこわるく涙をこぼそう

またとないチャンスをもらったのだ

自分の弱さをそのまま受け入れる

チャンスを


(途中 略)


そしていつか 病気が治っても治らなくても

みんなみんな 流した涙の分だけ優しくなり

甘えとわがままを受け入れて自由になり

感動と感謝によって大きくなり

友達に囲まれて豊かになり

信じ続けて強くなり

自分は神の子だと知るだろう

病気になったら またとないチャンス到来

病のときは恵みのとき


「だいじょうぶだよ」 晴佐久昌英 著

(女子パウロ会)



今日は、病院に行かず

夫に関する用事のため

仕事が終わってから都心に出ました。

電車の中ではとにかく眠くて

殆ど寝ていました。


オフィス街の金曜日の夜とあって

あちこちのお店が賑わっていました。

今から25年くらい前

私は夫と一緒にSEをやっていて

夜中まで、システム開発をしていました。

街を歩きながらこんなふうに過ごしていた

時代があったな~と思いました。


仕事のことでぶつかり合ったり

いろんなことがあったね。

長い時間を一緒に歩いた気もするし

まだまだこれからお互いに

おじいさん、おばあさんになってからの

未知な人生が待ってるのに、という

気もします。


病気になったからこそ

見えたこと、近づけたこと

救われたことも事実。


明日も大切に生きたい。