祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

奇跡の6年目

5月を迎えて
2016年の5月から数えて
6年目に入りました。
7日金曜日に
いつものMRIと血液、尿検査、診察
そしてアバスチン治療を受けて来ました。
治療中の待ち時間
私は病院内でATMに行ったり
コンビニに行ったり
それからひとりでコーヒーブレイクしたり
しながら過ごします。
院内には広い休憩室があって
その日もそこをのぞくと
私と長男で12時間以上の手術を
待った場所がありました。


今回、MRIに気になる白いフレアが
現れていました。
画像の白の場所が不気味に揺れながら
薄笑いしているみたいに見えた
主治医の先生は
今のところ、再発か
あるいは脳梗塞か
または12月に照射した
リニアックナイフによる放射線壊死か
はっきりとした診断は難しいと言いました。


手段として
リニアックナイフを担当した
放射線医師にも画像を見てもらう
また、放射線科の読影専門に見てもらう
脳外科の教授にも見てもらう
など、1週間ほど時間がほしいと
言われました。
再発かどうかの確認手段としてもう一つ
PET検査があるけれど
それは他の大学病院に行かなければならず
また、費用も自費
結果が必ずしもはっきりとはしないかもしれない
また、その結果によって再発だったとしても
できることが今のアバスチン治療くらいしか
ないと言われ
そのために他院に出向くことは
今のコロナ禍でリスクも大きい
今度こそ、放射線も手術もできないのか
一応、放射線科にこの場所に照射しているかを
確認するとも言われました
場合によっては照射されていないなら
もう一度放射線も考えられるらしいけれど
前回の時に放射線医師からの
照射後のリスクについての説明からして
もう一度はないと思うと主治医に話したら
自分もそう思うと話してくれました


次がない


アバスチンもこの先
タンパク尿や血液データによっては
できなくなる日も来る


とりあえず先生からの
連絡を待っています


今日も祈りのうちに