祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

明日

3連休が終わりました。

今年はどこへもいかずに病院へ行きました。

 

連休最終日は私たち共通の古い友人と

妹、甥っ子、姪っ子が面会にきてくれました。

夫はうれしそうでした。

 

麻痺側の右足をベッド上で上げ下げ、曲げ伸ばしが

できるようになっていて

右手もずいぶん上手に使えるようになっています。

でも、本人は満足はしていない様子。

(健常だったころを思えば仕方ないですよね)

 

前向きの時もあれば

あとどのくらいの命なのかと思い煩う時もあり

当然ですが夫の気持ちは安定していません。

 

それでも、今日で入院2か月になりますが

術後の不安定な時期からはずいぶん落ち着いてきたようです。

言葉も単語が出てこないことはありますが

話し方はなめらかになってきています。

 

「あんなに歩けない時期もあったのにね」

みたいな会話ができる日が来てほしいと願います。

 

ここ2日くらい

先のことを考えると不安になるという夫に

明日のことは誰にもわからない

元気な人にも同じ明日があるかわからない

・・・と話し、いつも持ち歩いている本を開いて

読みました。

 

明日があると思ってはなりません。

今日一日が大切であり、今が大切なのです。

生きていることが習慣になってはなりません。

朝の目覚めは奇跡です。

今日一日、いのちをいただいたことに感謝しましょう。


「そよ風のように生きる  ー旅ゆくあなたへ」

バレンタイン・デ・スーザ 著(女子パウロ会)