祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

ベル麻痺

木曜日の午後あたりから

飲み物がうまく飲めない

言葉がうまく話せない、という訴えがあり

本当になんとなくろれつがまわらないような

発音に聞こえ、心配でした。


金曜日の朝、夜勤スタッフに呼び止められ

夫が義歯がかけて飲食がしにくいと言っていると

言われ(上だけ義歯です)

本人に聞いたら歯ではなく上顎の角が

欠けたと言います。

実際に義歯を見ても欠けたと示す箇所が

本当に欠けているのか

元々の形を覚えていないので

分かりません。

でも、このために飲み物が特に飲みにくいと

言うので、歯科受診を考えてスタッフに

伝えました。


それで主治医の先生が訪室した結果

義歯は何ともなくて

典型的な顔面麻痺である診断でした。

先生はベル麻痺と言いました。

本人の顔を見ればすぐに診断できるものと

言われ、特徴として片側だけ額にシワが出来ない

症状ですぐに分かりますと言われました。

主にヘルペスウィルスが原因らしく

脳腫瘍から来るものではないそうです。

それを聞いて、少し安堵しました。

そういえば、火曜日あたりから

顔にプツプツができて痒い

さらに全身の掻痒感も訴えがあり

水曜日に皮膚科受診をして

エピナスチン(抗アレルギー薬)が

処方されました。

その時に顔面のプツプツをよーく観察すると

気持ち水疱っぽく見えて気になっていました。

その時に口唇にもできていると言っていましたが

そこは、プツプツが消えて少し腫れた感じに

なって来ていました。


ベル麻痺でも軽い症状なので

初めは様子見でお薬処方なしとのことでしたが

前日に比べ、症状が進んでいるようなので

プレドニンとバルトレックスが

処方されました。


今週木曜日の採血データで

ようやく白血球の数値も上がり

11月1日には予定通り、抗ガン剤治療のために

大学病院に入院することになったのですが

ベル麻痺で処方されているお薬のことが

気掛かりです。


STの先生が飲み物を飲むところを

見にいらして

頭を右に傾げる感じで飲めば

左側の口唇からこぼれることを防げることを

確認して、指導して行きました。


ヘルペスウィルスも

抵抗力が落ちてるからなのでしょうか

次々と色々起こります。


今日も祈りのうちに