祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

2回目ができない!

11月1日にニドランの2回目の

治療のために、大学病院に入院しました。

ニドランは8月19日の1回目以降

9月10月と二度も延期になっています。

今回もまた、治療延期になってしまいました。


10月5日の入院時は、採血データを

療養病院から送ったにもかかわらず

ワイセが低かったことと

MRIの診断で急がなくても状態良好という

喜ばしい結果から延期になっていました。


空振りして夫には負担がかかり

医療費もかかるので

次の空振りは避けたいと強く要望していた

‥‥のに!です。


原因は突発性のベル麻痺ですが

このことも療養病院から前もって

送りがあったのに

大学は療養病院を初めから信用して

いないのだと思いました。


それも仕方ないのかもしれませんが

患者負担も考えてほしいと

かなりショックでした。


何しろ、大学病院の脳外科医が

あまりに忙しすぎて

つかまらないのです。

直接お会いして聞きたいこともたくさんあるのに

伝言だったり、窓口が不明瞭な所で

いつもモヤモヤ感が残るのです。


今回は、付き添いの私自身が

精神的ダメージが大きくて

がっくりでした。


入院した1日の日の夜にはもう延期が決まり

その時点でもチームリーダーの主治医には会えず

レジデントの若いドクターから

できないことだけ聞きました。

できないなら明日にでも退院したいと

申し出たら、明日は朝から大きな手術で

夜中になるから、3日の午前に

先生から説明ができるので来てほしいとの

ことでした。

レジデントの先生は、とても感じの良い

ドクターでした。


多分先生は夜中までオペの後

仮眠して帰る前に説明してくださるのだろうと

これは私の想像ですが、思ったので

3日の用事をあきらめて、お休みの朝早く

車を飛ばして大学病院まで行きました。


結果は先生の説明を聞けてよかったです。

私にはチームの中に苦手なドクターがいます。

リーダー的存在のドクターのすぐ下の先生だと

思われます。

その先生とはあまり話したくないけれど

トップの主治医の先生はいつもわかりやすく

納得のできる説明をしてくださります。


今回は白血球的には好中球、リンパ球ともに

合格でした。

ただしベル麻痺があります。

左顔面に出ているので

考えられる原因に

①右の脳腫瘍再発

(病気は左側頭葉でした)

②脳梗塞

③ウィルス性(ヘルペス、水痘)

突発性顔面麻痺


こういったことをふまえて

専門医として本人を診察した上で

抗ガン剤治療について考えたかったと

いうことでした。

結果、①②ではないようなので

ベル麻痺の確実性が高く

これは治るまで約1カ月かかるということで

12月1日に延期になったということです。


ベル麻痺の発見から、早めに飲み薬での処置が

あったことで、予後が良好とのことでした。

療養病院でも大学と同じ処置をしてもらえたと

言われました。


夫は、療養病院にいて

さらに早い発見と処置

恵まれていたと思いました。


さらに先生は、予防薬として

ベル麻痺で処方された抗ウィルス剤を

継続することを言い、私達の要望である

とにかく2回目の治療を次は必ずしたいことに

向けて行く方針となりました。


予定通りにはなかなか運ばない病気

脳腫瘍


次はきっと!

何事もなく!


今日も祈りのうちに