祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

外出訓練

アバスチンの治療が
2か月おきになっているので
更新もずいぶんあいてしまいましたが
一応安定しています。
ちなみに膵臓がんの父も
治療ができなくなってしまいましたが
とりあえず著変なし
日々体力は低下しているかもしれません。


夫のことに戻りますが
施設で外出をひとりでする訓練を
しているようです。
最近ではバスに乗って
10分くらいのところにある駅まで
行ったりもするようです。


少し前のことですが
バスで駅まで行き
駅の西友で買い物しようと思い寄って
ついエスカレーターに乗ろうとして
しまったそうです。
エスカレーター乗車の訓練はしていなくて
おしりをついて転んでしまったとか・・・
すぐそばの人が助けてくれたそうです。


幸い頭などを打たなかったから
大事にはいたりませんでした。


時々日によって言葉が出にくくなり
ろれつが回らない感じになるようですが
イーケプラ(痙攣止め薬)にも
少しは慣れて来たのか
最近の面会では
まあまあの会話が成立しています。
娘が言うには
教科書などをわたして読んでもらうには
ちょっと難しそうだといっていました。


でも、健常者時代の夫は
頭も良くて、難しいシステム設計も
していましたが
自分の世界に閉じこもりがちでした。
今の夫の方が
なんでも素直な感じで
「ありがとう」も言えるし
感謝しながら生きている感じです。
会話がむずかしいときもあっても
素直な夫が
清々しく見えたりする
前とは別の人と一緒に
生きている感じです。


病気がわかってからもうすぐ2年
2度目の春を迎えることができました。


感謝と祈りのうちに