祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

ホスピス入院を待つ~追記

前回の記事の追加です。


ホスピス担当医の先生は
もともと外科医として活躍していたこともあり
父にこう言いました。


今、膵臓がんの画期的な治療が発表されたら
すぐにでも〇〇さんのことを
治療のラインに乗せますよ!
そのつもりでいてくださいね


父は寂しそうに笑っていました。
でも
嬉しそうでもありました。


医療って本当のところなんでしょう?
心に響くものでなければ
本当の医療ではないように思えてなりません。


どんなに有名な
どんなにカリスマなドクターに診ていただくチャンスが
たとえあったとしても
もし、心に響く医療でなく技術だけであるなら
診てもらいたいとは思わないかもしれない


私たち家族が父と過ごす
さいごの時間を大切にしたい気持ちを
理解してもらえる医療者さんたちに出会えたこと
感謝したいと思います


今日も祈りのうちに