祈りのうちに

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる
日々をつづりたいと思います

昨日の自分がいない

夫より11歳若い方でした。

やはり脳疾患でほぼ全介助となり

栄養も主摂取は経管からでした。

そのために発語も難しく

言語ボードを指差しての会話

きっとエネルギッシュに活躍していた

時代も近い過去だったのでしょう


突然、発病して障害者になるということが

どんなに苦しくつらくやるせない気持ちなのか

健常者にはわかることのできない

スピリチュアルペインが存在するのだと

おもいます。


その方はいつも自分の行き場がないと

嘆いていらした

生きづらさは、はかりしれないもので

あったのだと思います。

ご自分で人生に幕を閉じられました。


救いの道はなかったのかと

深い悲しみでいっぱいです。


夫も生きていく価値がないと

涙に明け暮れていた2016年がありました。

昨日の自分がいないのだから

今の自分を受けいれるためには

高い塀、イバラだらけの道をのりこえなければ

ならないのです。


生きることは愛すること

愛することは行うこと


新しい自分との人生をやり過ごすことが

苦しくつらい人のために

新しい物語づくりを支えて

寄り添える人になりたい


今日も祈りのうちに

MRIの読影から

先月は、2016年の術前外来以来の

外来受診でしたが

MRIを見て、何となく疑わしい場所があるからと

1カ月後のMRIとなり、2月22日に

大学病院にいきました。

その間、頭痛や麻痺足の腫れなどあり

あまり晴れ晴れしい気分ではありませんでしたが

結果としては、今回も前回と動きはなしという

診断でした。


次を2カ月後と初めは言われましたが

先生に足の腫れを見せたら

血栓があると困るので

その日のうちに血液検査と胸のCTをとり

3月に検査とリハビリ評価のための入院と

なりました。


最近は少し元気ない夫です。


どんな未来に展開して行くのか

不安は消せませんが

祈りのうちに歩くしかありません


今日も祈りのうちに

ようやく安定

デパスが処方されたのが24日木曜日
週が明けて今週ははじめくらいからは
頭痛もなく、ようやく症状は落ち着いてきました。
デパスを処方してもらったのは
大学病院ではなく、以前入院していた
療養病院の主治医ですが
その後、落ち着いてきた話をすると
服用から2週間後の様子で
お薬を減らすなど、考えましょうと
言われました。


デパスというお薬は確か一度自分でも
つかったことがあります。
何ミリグラムだったか忘れましたが
錠剤を半分にして服用したのですが
翌日眠くて眠くて、ほぼ動けませんでした。


夫は0.25mgを朝晩で服用しています。
デパス(精神安定剤)の効能効果には
確かに筋収縮性頭痛もありました。
なるほど、と思いました。
21日から10日間ほどは同時に
ミオナール(筋繋張改善剤)も服用しました。
こちらは大学病院でロキソニンと一緒に
処方されたものです。
ロキソニンは頓服薬として出ていたので
本人管理にはせず、基本痛みのある時期は
朝晩で私が出しました。
それでもあまり効果はなかったので
結果的に療養病院の先生にかかり
デパスが処方されてからはロキソニンは
1度くらいしか使いませんでした。


1月30日に、月に一度訪問してくれる
ケアマネさんが見えました。
あらかじめ相談していたのですが
サービスにマッサージを入れたい話を
さっそく提案してくれて
マッサージを受けられる半日デイサービスと
訪問リハビリでのマッサージを
紹介してもらいました。
夫は1日デイに週3日(月・金・土)行って
火・水・木は在宅でヘルパーさんに来てもらっています。
週に3日を外で過ごしているので
疲れを考えて、訪問リハを体験することに
なりました。
夫は新しいことがスケジュールに加わると
カレンダーに書いて!といいます。
私はできるだけわかりやすく
書き込むようにしています。


片麻痺の人の身体の痛みは
私にはわかりませんが
少なくとも健常者に比べたら
多くの不都合や不具合、また身体の痛みが
伴う生活をしているのです。
できるだけ安楽にすごせるように
サービスを色々と利用しながら
これからも考えて行かれたらと思います。


さて
私は最近すっかり寝る前のワインが
習慣になってしまいました。
というのも、父がいたころは
急変などのことを考えて
アルコールはやめていました。
(緊急に運転する場合を考えて)
その心配も今はひとまずなくなったので
ワインを軽く1杯
これが1日の終わりです。
夫が今急変することがないという前提ですけれど・・・


今日も祈りのうちに